夏は特に青空が濃く見えます。
≪空の青色は光による目の錯覚である≫
これを耳にした時は理解が追い付かなかったものです。普段の生活で目にして感じる事柄には錯覚なことが多いのかもしれません。まさしくこの世は“錯覚の世界”です。
ここに一つの錯覚があります。
【増上慢】ぞうじょうまん
仏教用語では悟っていないのに悟ったと錯覚しおごり高ぶる状態の事をさします。
この“慢”というのは人間が根ざす煩悩の一つで、他人と比較して思い上がることを言います。自分こそがという世界に包まれる前に、この世の全ての事柄には違いがあり意見も様々であることをまずは認めてみることです。この慢に支配されないようにしたいものですね。
ところで仏教では雲を煩悩と例えています。ない場所にわき立つように現れ、時には心をさえぎり曇らす存在です。
写真は撮影者を映し出す鏡であるならこの雲は私の煩悩ともいえます。一体どんな煩悩なのだろうか。デカすぎんだろ…。それに、なんか今にも動き出しそうな面構えなんですが…。
ウホって言いそう。。。
いやぁ・・・
これこそ“錯覚”か
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