こちらの2枚の写真は同じ構図で撮っています。
現実で見えている普段の姿とレンズを通して見えた光の姿。
この写真の変化は、私たちの日常生活にも通じる深い教えを含んでいます。現実の姿がカメラを通してまったく異なる光景へと変わるように、私たちも日常の出来事をどのように見つめるかによって、心の景色が大きく変わるのです。
無理くりに仏教的立場で言うなれば「妙法蓮華経を信ずる者は、闇夜に月を観るがごとし」というものがあります。私たちは時に、目の前の現実を困難や試練と感じ、闇に包まれているように思うことがあります。しかし、その闇夜の中でも、妙法の光を心のレンズを通して見ることで、その暗闇は美しい月光に照らされるのではないでしょうか。
どのような状況でも、私たちがどのようにその出来事を捉え見るかが重要なのです。
合掌
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